大手シネコン、色々比べてみた。~特殊上映編~

映画

こんばんは。ほぼ週一で映画館へ行きます、さめおです。

今日は映画館の話。最近では映画館と言えばシネコン(=シネマコンプレックス)ですが、そのシネコンにも色々な会社があるって知ってます?ほとんどの方は最寄りの映画館くらいしか馴染みが無いと思いますが、実は結構色々な会社がシネコンをやっているのです。そしてその会社によって設備だったり割引料金だったりサービスだったりが結構違うんですよね。

という訳で何回かに渡って大手シネコンの比較をしてみたいと思います。第一回目となる今回のテーマはズバリ”特殊上映“。3Dから始まりIMAX4Dなど様々な特殊上映があるので、どのシネコンがどれに対応しているのかも含めてまとめてみました!

大手シネコンの種類

まずは大手シネコンの定義から。この企画においては”同一親会社の元、10以上の拠点を展開しているシネコン“を大手シネコンとしています。この分類でカウントすると現在日本にあるのは以下8系列となります。

シネコン名称親会社/経営元
イオンシネマ
イオン
TOHOシネマズ東宝
ユナイテッドシネマ/シネプレックスローソン
MOVIX/ピカデリーなど松竹
109シネマズ東急
T・ジョイ
東映
コロナシネマワールドコロナグループ
シネマサンシャイン佐々木工業

シネコンの代表格と言えばやはり上位2社ですね。イオンシネマは郊外型、TOHOシネマズは都心型でそれぞれ多くのシェアを獲得しています。その下のユナイテッドシネマMOVIX系列はこれらと競合しない場所で展開しているイメージ。109シネマズは関東では横浜周辺が多いですね。T・ジョイは人によっては馴染みのない言葉かもしれませんが、新宿バルト9横浜ブルク13もここに入ります。コロナワールドは中部地方を中心に展開している独自シネコンで、シネマサンシャインは池袋のサンシャインシティにある劇場が有名ですね。

ひとまず今回はこの8社に絞って、各特殊上映の比較をしてみようと思います!

特殊上映の種類

娯楽の多様化に合わせて様々な特殊上映が始まった映画界。ここではその代表的なものを解説します。

3D

3Dは専用のメガネをかける事で、映画を立体的に観る事ができる特殊上映。2009年に公開された映画「アバター」の影響で爆発的に広まったため、最も一般的な特殊上映だといえます。既に10年以上経過しているため、恐らくシネコンではほぼすべての劇場が導入していると思われます。ちなみに上映方式は映画館によって違っているため、例えばTOHOの3Dメガネをイオンへ持って行っても鑑賞はできません。また同じ系列であっても通常の3DとIMAX(後述)の3Dでは別のメガネになるので注意。

4D

4Dは映画に合わせて座席が動く、アトラクションタイプの上映方法。ディズニーランドスターツアーズみたいな感じです。また映像に合わせて水しぶきが飛ぶ、風が吹く、香りが出るなどの仕掛けもあり、映画の世界に入り込んだような感覚を味わえる。ただし基本的に仕掛けは4D提供会社の後付けで、映画本編の監督が監修している訳ではないので、動かなくて良いシーンで動いたり、過度な水しぶきで集中が途切れたりする事もあります。そのため鑑賞する映画は慎重に選んだ方が良いですね。

ちなみに現在大手シネコンに導入されている4Dは、アメリカのメディアメーション社が販売しTOHOシネマズなどが採用しているMX4D、韓国のCJグループが販売しユナイテッドシネマなどが採用している4DXの2種類に分類されます。他にもイオンシネマの一部で採用されているD-BOXという方式もありますが、こちらは座席が動くのみなので導入率は低め。

IMAX

IMAXはカナダのIMAX社が提供する最高品質の映画上映方式。フィルムを通常よりも広く使って撮影するIMAX専用カメラを使用して作られた映画のポテンシャルを100%発揮する上映方法であり、高精細で色彩豊かな映像を巨大スクリーンに映し出します。また独自の音響技術により爆音からほんの小さな音までを綺麗に再現しているため、通常のスクリーンを遥かに超えた臨場感を味わう事が可能に。3D映像にも対応しているので、近年の大作映画はIMAX 3Dとして封切られる事が多いですね。

ちなみにIMAXカメラは希少で、カメラのレンタル代とフィルム代が多くかかるため、IMAXカメラを使用して撮影されたIMAX作品は意外と少ないです。多くの作品は通常のカメラで撮ったものをIMAX用にマスタリング(調整)して上映されています。またIMAXカメラ使用をうたっていても、そのほとんどは迫力の必要なシーンのみの使用にとどめていて、全編IMAXカメラ撮影の映画は「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」や「ダンケルク」など数える程しかありません。

DOLBYサウンド

現代映画の音響効果で欠かせない会社、ドルビーラボラトリーズ。映画のエンドロールで必ずと言っていいくらい流れるDOLBYのロゴマークでご存知の方も多いはず。そんな彼らの監修で作られた音にこだわったシアター、それがDOLBY ATMOSです。

この上映方式の何が凄いのかと言うと、ずばり3D音響。通常のスクリーンは観客を取り囲むようにスピーカーが配置されているんですが、DOLBY ATMOSは更に観客の上、天井にもスピーカーを配置し、三次元的に音を伝えられるようになっています。またDOLBY ATMOSのスペックに合わせてチューニングを施した映画もあるため、製作者の意図を100%掴める音響設備が入った上映方式となります。

またこの他にDOLBYが映像面も監修したDOLBY CINEMAという上映方式もあります。残念ながら僕はまだ観た事が無いのですが、色彩が通常よりも美しく、特に黒の表現に力を入れているようです。2019年2月現在導入されて劇場はT・ジョイ博多のみですが、今後はMOVIXさいたまと丸の内ピカデリーにもオープン予定。

その他

これ以外にも特殊上映は色々あります。ジョージ・ルーカスの映画製作会社ルーカスフィルムから派生したTHX社が音響監修をしたTHX、イオンシネマがワンランク上の映像・音響設備を導入したULTIRA、TOHOシネマズ独自の巨大スクリーンTCX、正面スクリーンの両脇に1枚ずつスクリーンを設置し270度がスクリーンとなるScreenXなどなど…。

また近年話題の爆音上映もあります。ただしこちらは劇場の設備ではなく、外部から音楽ライブ用の設備を搬入・設置して行うものなので、これまで紹介した特殊上映とは少し毛色が違います。この方式は音楽映画と非常に相性が良く、近年の音楽映画ブームにマッチした上映方式ですね。

各シネコンの特殊上映対応状況(2019年2月現在)

ここまで色々紹介してきましたが、どの劇場がそれらに対応しているのかをまとめました。ちなみに設備があるかどうかは劇場に寄りますが、今回は系列劇場に1つでも設備があれば〇、これから導入予定の場合は△にしています。

シネコン3D4DIMAXDOLBYその他
イオンシネマ
THX/ULTIRAなど
TOHOシネマズ
TCX
ユナイテッドシネマ/シネプレックス×ScreenX、爆音上映
MOVIX/ピカデリーなど××爆音上映
109シネマズ×爆音上映
T・ジョイ
×特になし
コロナシネマワールド××特になし
シネマサンシャインScreenX

こうして見ると、やはりシェア2トップは多くの上映方式を網羅していますね。MOVIXは上位の中で少し遅れ気味な気もしますが、DOLBYシネマの導入で他社との差別化ができそうです。意外だったのは、今回調査した中で劇場数が最も少ないシネマサンシャインが主要な特殊上映を網羅していた事。3画面のScreenXを導入している劇場まであったので、大手シネコンの中でも最新設備への投資が活発なのかもしれません。

最後に

興味本位で調べてみましたが、意外と知らない事も多くて勉強になりました。僕は最寄りがユナイテッドシネマなのでそこばかり行ってしまいがちなんですが、もっと色々な系列のシネコンへ行ってみようと思いました!調べた限りではDOLBY CINEMAがIMAXの競合になりそうなので、比較もしてみたいですね。

今回は特殊上映編だったので、次回は割引料金とかかなー。お楽しみに!

今日はこんなところで。ではまた。

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