俺の知ってる犬じゃない。映画「ドント・ブリーズ」は爺と犬のバディアクション!

映画

こんばんは。扇風機をしまう機会を逃しがち、さめおです。

最近映画界にはシチュエーションスリラーの波が来ていますね。製作費が安く、アイデア1つで勝負でき、うまくいけば大ヒットも狙えるという製作会社と新人監督には特においしいジャンル。今年で言えばクワイエットプレイスのヒットも記憶に新しいところ。

という訳で本日のテーマは2016年に世界中でサプライズヒットしたシチュエーションスリラー映画、ドント・ブリーズです。本作は製作費が約1,000万ドルに対して、世界の興行収入は1億5,000万ドル以上とぼろ儲けですね…。

ではいつも通りあらすじと予告編から

あらすじ

物語の舞台はデトロイトにあるとある街。崩壊している家庭から妹と共に脱出するため資金が必要な少女ロッキー(ジェーン・レヴィ)は、恋人のマネー(ディラン・ミネット)、友人のアレックス(ダニエル・ゾヴァット)と共に、大金を隠し持っている盲目の老人(スティーヴン・ラング)の家に忍び込む。簡単な盗みのはずだったが、盲目の老人は驚異的な聴覚を武器に彼らを追い詰めていく…。

映画 『ドント・ブリーズ』 予告

本作の監督はリメイク版死霊のはらわたを監督したフェデ・アルバレス。またスパイダーマン3部作の監督でおなじみサム・ライミが製作にクレジットされています。オリジナル版死霊のはらわたの監督がサム・ライミなのでその関係でしょう。

感想

息もつかせぬ88分間。サクッと観られるスリラーとして良くできています。音を立ててはいけないという制約上、映画館で観るのが一番楽しめるかも。

主要人物みんなクズ

この物語の登場人物はあらすじにいる4人でほぼ全員。そしてその全員がもれなくクズです。

まず主人公のロッキー。彼女は妹のためというもっともらしい理由を付けていますが、やってる事はただの強盗。当然クズです。

ロッキーの恋人マネーは普通に盗む普通のクズ。友人アレックスはたまに正義感出すけど結局盗みに入るという一番たちの悪いクズです。

これだけ読むと盗みに入られた盲目の老人はただの被害者ですね。僕も途中まではその認識だったのですが、とある事情が発覚したところから一気にクズ化します。というよりはサイコパスに近いかな?

二転三転する状況

こんなに登場人物がクズばっかだと誰にも感情移入できない!と思っていたのですが、おそらくそこが製作陣の狙いです。主人公たちがやられるのはある意味当然という心理が働くため、最後がどこに落ち着くのかわかりません。そこは非常に上手いなと思いました。

とは言え一つ一つの展開はまあ良くも悪くも王道なので、次どうなるのかはなんとなく読めます。ここでいううまさはその王道展開がどこまで続いて、どう落ちるのかを読ませないところ。

ちなみに話が二転三転する理由のほとんどは主人公たちのミスです。敵のテリトリー内で油断しすぎだよ君たち…。普通に喋ってても気が付かない老人も老人だけどさ…。

一番怖いのは人間じゃない

本作の主要キャストはあらすじの4人のみと書きましたが、実はまだ重要キャストが隠れています。盲目の老人が飼っている犬(名称不明)です。こいつがとにかく怖い、そしてなぜか必要以上に汚い。

家を守る番犬というよりは敵を追う狩猟犬に近い狂暴さを持ち、素早く動けない老人に代わってしつこく獲物を追いかけまわします。正直こいつが一番厄介です。老人は息をひそめれば意外と隠れられますが、犬に対しては当然無力。最近のプレデターよりもハンターしてたかも。

それにしても日頃何食ってたらあんなおっかない奴に育つのか…。餌に危ないお薬でも入れられてるんじゃ…?

 

今回はNetflixで観たのですが、前評判ほど良くなかったかなというのが正直な感想。やっぱりこの手の映画は映画館で観るのがベストですね。僕は酒飲んでつまみ食いながら観てしまったので、あまり緊張感が無かった…。

初見の方はできれば映画館で、再上映等がなく難しい場合はせめて部屋を暗くして飲まず食わずで観ましょう。88分と短い映画なので多少飲食を絶っても問題はありません。友達とビビりながら観ても面白いかも。

今日はこんなところですかね。ではまた。

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