渋めのトム様!映画「アウトロー」は必殺仕事人なトム様が拝めるよ!

映画

こんばんは。アウトロー(無職)、さめおです。

今日紹介する映画はトム・クルーズが元米軍憲兵隊捜査官ジャック・リーチャーを演じた「アウトロー」です。監督は本作がきっかけで近年のMI(ミッション:インポッシブル)シリーズを手掛けるようになったクリストファー・マッカリー。彼が作るMIシリーズは大好きだったので本作も鑑賞してみましたが果たして…。まずはあらすじから。

あらすじ・予告編

真昼のピッツバーグ郊外で無差別の銃乱射事件が発生。警察は事件の容疑者として、元軍人で腕利きスナイパーだったジェームズ・バー(ジョセフ・シコラ)を拘束する。だが彼は容疑を全面否認し、かつて軍の内部で一目置かれていたジャック・リーチャー(トム・クルーズ)への連絡を求める。バーに不利となる証拠ばかりが出てくる中、ジャックは独自に捜査を開始し、事件の不可解な点を感じ始める…。

『アウトロー』予告編

解説・感想

本作の主演は皆さんご存知トム・クルーズ。もう説明不要なアクションスターですが、近年では製作方面でもその手腕を発揮しており、主演作の多くは主演と製作を兼ねています。今作「アウトロー」もその一つで、トムが力を入れて映画製作に関わっていたことがわかります。

そして監督はクリストファー・マッカリー。近年のMIシリーズを監督する前は脚本執筆がメインだった人で、代表作は「ユージュアルサスペクツ」。本作で彼はアカデミー脚本賞を受賞しています。トム・クルーズとの交流は2008年公開の映画「ワルキューレ」辺りから多くなっているようです。

そんなトム・クルーズ×クリストファー・マッカリーという組み合わせについて、もう少しだけ補足を。彼らは本作での共演をきっかけに近年のMIシリーズで2本(ローグ・ネイションフォールアウト)、そして今後製作される7作目8作目でもタッグを組む事が発表されています。MIシリーズと言えば4作目(ゴースト・プロトコル)までは毎回違った有名監督が手掛ける事で話題にもなっていましたが、5作目以降はマッカリーが4作連続で監督を務めるという事で、いかにトムと相性が良かったのかがわかります。実際彼の監督作はMIシリーズ特有のド派手アクションに加えて絶妙なサスペンス感も入りスリル満点になっていましたし、新作が出るごとにシリーズ最高傑作という評価も出る程なので、相性が良いのは疑いようもない事実でしょう。

前置きが長くなってしまいましたが、そんな二人の初タッグ作なら面白いに決まっている!と思って鑑賞してみました。が、意外や意外、鑑賞後の感想は「うーん、なんか地味だなぁ…」というものでした。

予告編を見る限り、そしてトム・クルーズ主演と聞く限り、アクションてんこ盛りのアクション映画を期待していました。それこそMIシリーズのような。しかし、(これは後から知ったのですが)本作は人気推理小説が元になった作品の映画化ですので、どちらかというと謎解きメインときどきアクションくらいの映画。ここでつまづくとアレ?という感想になってしまいがち。ここを間違えずに観ればまた違った感想が出てくるかも。

もちろん肝心のストーリーはめちゃくちゃ面白かったです。銃乱射事件の裏に隠された真実を追うジャック・リーチャーと、それを妨害してくる組織。そして誰が敵なのか終盤までわからないドキドキ感は、2時間越えの時間を忘れさせてくれる程。またマッカリー監督の演出もそのドキドキ感を増長させるものになっていました。ゆっくり焦らすようなカメラワークとか音楽の使い方なんかはサスペンス映画そのもので、本作が監督2作目とは思えない程。しかも初監督作は12年前の公開なので、本格的な監督業はほぼ本作からと言っていいでしょう。

主人公ジャック・リーチャーを演じるトム・クルーズは良くも悪くも相変わらず”俺がトム・クルーズだ!“って感じの存在感(笑)。なかなかアクションをしないトムっていうのも珍しくて面白いですね。ちゃんと終盤には満を持してヒーロー的展開も待っているので、こんなのトムじゃない!っていう風にはならないかと。彼のアクション映画を観た後とかだと新鮮さを感じられて良いかもしれません。あ、ちなみにお決まりのトム様サービスシーンもありますのでご安心を…。

ただ本作のアクションは他のトム映画とは一線を画していて、とにかく地味。暗いところで戦うシーンが多いのでテレビだと結構見にくかったり、こじんまりとした戦場が多かったりと、派手さはほとんどないです。設定上退役軍人の役なので、どちらかというと敵を倒す、もしくは殺す事に特化した動きが多く、決め手も関節技とかがメインですね。ビルの屋上から落としたり、ヘリの中で戦ったりもしません。銃も無駄撃ちせず1~2発で決めてしまうため、淡々とした印象。

ここはある意味仕事人的な感じなので、ハードボイルド系の渋めなヒーローを求めている方にはピッタリかも。間違ってもMIシリーズのような時間に追われてなんとかやり遂げるみたいなヒーローを求めてはいけません。そっちが良ければ大人しくMIシリーズを見返した方が賢明ですね…。

まとめ

評価:☆☆☆★★(3/5) 渋めのトム様!人によって評価が分かれるかも。

ここは完全に好みの問題ですが、僕はMIシリーズの方が合っていました。良く言えば渋い、悪く言えば地味な映画なので、どういった映画なのかをしっかり知った上で鑑賞した方が楽しめると思います!本作をオススメできる方はとにかくトム様が大好きな方渋めの謎解き映画を観たい方ですかね。

今日はこんなところで。ではまた。

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