映画「ジャスティス・リーグ」ネタバレ感想・解説!マーベルよ、これが(本当の意味で)DC版アベンジャーズだ!

アメコミ

こんばんは。今日くらいチョコ食べたかった、さめおです。

明日巷で噂の「アクアマン」を観に行く予定なので、久しぶりに「ジャスティス・リーグ」を観返しました。一応DCEUは全作観ているのですが、MCU程がっつり観ていないので忘れていた部分もちらほら…。という訳で今日は備忘録がてらネタバレ有りの解説・感想を書いていこうと思います。がっつりネタバレ書くので、未見の方はご注意を。

あらすじ・予告編

クラーク・ケント/スーパーマン(ヘンリー・カヴィル)がこの世を去ってから数ヶ月。人間社会は秩序を失い混沌としていたが、そんな中新たな脅威がやってくる。ブルース・ウェイン/バットマン(ベン・アフレック)は、新たな相棒ダイアナ・プリンス/ワンダーウーマン(ガル・ガドット)の手を借り、強敵との戦いに備えて共に戦ってくれるヒーローたちを集め始めるが…

映画『ジャスティス・リーグ』特別映像【HD】2017年11月23日(祝・木)公開

解説

DCコミックスのヒーローたちが世界観を共有する映画ユニバース、DCEU(DC Extended Universe)の5作目として封切られた本作。マーベルが展開する映画ユニバース、MCU(Marvel Cinematic Universe)で言うところのアベンジャーズと同じくヒーローが集結する映画ですが、ユニバース内における立ち位置は大きく違っています。

DCEUにおけるジャスティス・リーグ

本作には予告編にいる5人のヒーロー+スーパーマンで合計6人のスーパーヒーローが出てきます。これはMCUにおける「アベンジャーズ」一作目と同じ人数ですが、本作に出てくるヒーローの内3人、つまりチームの半分は新登場のキャラクターとなっています。これにより本作はDCEU内において大きく2つの意味合いを持つことになります。

まず一つ目はMCUが「アベンジャーズ」で描いたものと同じく“オールスター映画“である事。スーパーマン、バットマン、ワンダーウーマンはDCEU2作目の「バットマンvsスーパーマン/ジャスティスの誕生」でがっつり共演していますが、今作では更に3人の新メンバーを加え、チームとしてのヒーローを描いています。

そしてもう一つ、本作が持つ重要な要素は、新登場キャラクターの”顔見せ映画“である事。実際にこの後アクアマンの単独作が製作されたように、キャラクターを先に見せる事で今後の単独映画に興味を持ってもらう事もできます。残念ながら本作はDCEUで最低の興行収入という不名誉な記録を作ってしまいましたが、次回作の「アクアマン」は空前の大ヒットを記録しているので、こっちの意味ではしっかり機能していたと言えますね。

監督の交代

本作の監督はDCEUの1作目「マン・オブ・スティール」と2作目「バットマンvsスーパーマン/ジャスティスの誕生」も監督したザック・スナイダー。しかし追加撮影の最中、とある事情から彼は監督を降板してしまいます。製作途中での監督降板だったため代わりの監督を探した結果、MCUで「アベンジャーズ」シリーズを2作撮ったジョズ・ウィードンが監督をする事に。当時アメコミファンには大きな衝撃が流れました。

これで後は少しの追加撮影と編集だけ…と思ったのも束の間、監督二人の作風が大きく違う事を理由に作品の方向性が大きく変更されます。確かにザックは暗めのヒーローを描いていたのに対し、ジョズは派手にヒーローを撮るタイプなので、このギャップは仕方がありません。この変更によってザック・スナイダーが180分の映画として仕上げていたものが、ジョズ・ウィードンの追加撮影と編集により120分という見やすい時間に、そしてコミカルさを増した状態で完成となりました。

これで映画としての収まりは良くなったものの元々想定していた尺の1/3を削った事によりいくつかの弊害も。新登場のキャラクターはオリジン部分が大きく削られる事になってしまい、特にアクアマン関連はほとんどの描写がカットに。これはこの後単独作が控えていた故の判断なんでしょうが、当初キャスティングされていたウィレム・デフォーの出演シーンは全てカットされてしまいました…。

ちなみに…

解説でもなんでもないんですが、個人的に本作のポスターがめちゃくちゃ好きです。これ↓

一人では世界を救えない“というキャッチコピーの中に各キャラクターのトレードマークが上手く入っているんですよ!正直DCEUって序盤調子良くなくて観ようか迷っていたんですが、これを見つけて速攻劇場へ行きました。ほんとここ最近のポスターで一番上がったやつです。あとなんとなく表情からボヘミアン・ラプソディ感を感じる。それだけです。以上。

感想

このようにドタバタ劇はあったものの、映画としては無事公開されました。一言で感想をまとめると「娯楽ヒーロー映画としては〇、ユニバースの中核を担う作品としては△」といったところでしょうか。

テンポの良いスーパーヒーロー映画

解説でも書いた通り元々180分あった内容を120分に凝縮しているため、映画としてのテンポは良すぎる程に良いです。ヒーローがウジウジ悩み始めるというザック・スナイダーの悪癖をジョズが上手く中和してくれたので、少しダークなDCらしさを残しつつヒーロー映画らしい爽快感もある良作となりました。

特に新ヒーロー、フラッシュの存在が大きいですね。彼はMCUで言うところのアントマンスパイダーマンのような軽口を叩きながら戦ってくれるヒーローなので、戦闘中も適度なブレイクタイムができます。彼の”音速で走る”という戦闘スタイルも観ていて楽しいですね。X-MENシリーズにおけるクイックシルバーの戦い方と似ていて、爽快感抜群です!

細けぇこたぁいいんだよ!

っていうくらい、全体的にあっさりしています。まぁこれはテンポが良い事の裏返しなんですが、やっぱりやりたい事が多すぎたんだと思います。今作でやるべき事ってざっくり並べると

  • 新たな敵の脅威を描く(過去の因縁も含めて)
  • キーアイテム”箱”が3つあるので、それぞれの争奪戦も描く
  • 新ヒーロー3人の紹介と掘り下げ
  • スーパーマンの復活
  • チームの結成
  • チーム内の衝突と徐々に出来上がるチームワーク
  • 各ヒーローの戦闘で見せ場を作る
  • ヒーローチームらしく連携技も見せる
  • 次回作への伏線 …などなど

もう多すぎでしょ!こんなん120分で収めようものなら嫌でもそうなるわ!だって既にヒーローの紹介終えてた「アベンジャーズ」だって2時間半弱かけてますもん。その分「アベンジャーズ」はチームとして出来上がっていく描写が上手かったんですが、本作はとりあえず集まった感が残ったままでしたね。

ヒーローチームにも潜む、格差社会

本作、ヒーロー映画としては凄く面白いんですよ。ただ、ヒーローチームの映画としてはちょっと格差がありすぎて、うーんとなる部分も…。

まずは見せ場の多さ。バットマン、ワンダーウーマンはいつも通り。スーパーマンは復活というおいしい役どころなのでこんなものでしょうが、新キャラの中で結構な差が…。アクアマンはやっぱり大幅カットが痛い。めちゃくちゃ強いはずなのに、初戦が地上っていうアウェーすぎる場所だった事もあり活躍の場は無に等しいですね。何やったっけ?水止めようとしたけどなんかあんまり止まってなかったアレくらい?

反面フラッシュは超優遇ですね。まぁ描きやすいっていうのもあるんでしょうが、新キャラのおいしいポジションはほとんど彼が持って行った感じ。一番不遇なのは次回作の予定が無いのに、そこまで大きな見せ場も無かったサイボーグかも。でも地味ですもんね。まぁ地味ですもんね…。

そして何よりチーム内のパワーバランスですよ。5人でやってた時はまだチーム感あったんですが、やっぱりスーパーマンが強すぎてなぁ…。正直彼が復活してからは大体の事件彼だけで片付きますよ。復活したての時5人がかりでも勝てなかった時点でお察しですけど。アベンジャーズはホークアイが自虐できるレベルのパワーバランスですけど、ジャスティスリーグにホークアイ入ったら知らぬ間に消えてそう。割り切って後半はスーパーマン無双映画として観ると、結構楽しめます(笑)

まとめ

評価:☆☆☆☆★(4/5) 爽快ヒーロー映画!推しメンを探して楽しむのが吉

詰め込みまくったため全体的に薄味ですが、テンポ良く楽しめる良ヒーロー映画です!多分観た人の半分以上はフラッシュ推しになるはず。エズラくん良いよエズラくん。

明日は「アクアマン」観て、その感想書きます!お楽しみにー。

ではまた。

コメント