私は頂を目指す。映画「ラ・ラ・ランド」は2回観るべし!

映画

こんばんは。チキンナゲットはBBQソース派、さめおです。

今回は昨年のアカデミー賞で最多6部門を受賞し、日本でもロングランヒットを記録した映画、ラ・ラ・ランドを語っていきたいと思います!すでに観た方も多くいらっしゃると思いますが、念のためあらすじと予告編を。

あらすじ

夢追い人が集まる街、ロサンゼルス。映画スタジオの一角にあるカフェでアルバイトをしながら映画のオーディションを受ける日々を送る女優志望のミア(エマ・ストーン)は、自分の店を持つ夢を叶えるため街はずれの店でジャズピアノを演奏するセブ(ライアン・ゴズリング)と出会う。最初こそは反発しあうものの次第に惹かれあい、励ましあう二人。しかしセブがとあるバンドに加入した事から二人はすれ違い始め…

「ラ・ラ・ランド」本予告

作品への評価

個人的には大大大満足の作品で、少なくとも2017年に観た映画ではベスト、今のところ生涯トップ10にも入っています!しかしレビューサイトを確認してみると、賛否両論巻き起こっている状態ですね…。その原因は見る人の立場、登場人物の誰に感情移入したのか、どんな結末を想像していたのかで評価が大きく変わる作品であるからだと思います。

マイナス評価の要因

ほとんどの方は鑑賞前のイメージをメインビジュアルや予告編から判断すると思います。先程貼った予告編は音楽が切なさを出しながらも美男美女が出てきて色合いもカラフルである事から、どちらかというと王道のミュージカルラブストーリーが連想されますね。

しかし実際に映画を見始めると、最初こそイメージ通りであるものの少しずつ雲行きが怪しくなってきます。ミュージカルシーンも序盤と比べるとだんだん少なくなってきます。そして極めつけはラストの展開。ネタバレになってしまうので明言は避けますが、ある意味ビターエンドで終わります。このイメージとのギャップが消化不良感を引き起こし、結果としてマイナス評価をつける人が出てくる原因になった、と僕は考えています。

実際僕も1回目の鑑賞後はあれ?という気分になりました。モヤモヤが残ったまましばらく過ごすと何故かもう一度観たくなり、1か月後くらいにもう一度観て評価がガラッと変わりました。

ラ・ラ・ランドはミュージカル”オマージュ”映画

この変化は前述のイメージとのギャップが無くなった事も要因の一つだと思いますが、2回目で主役二人の気持ちの変化に共感できるようになった事も大きいです。そしてなによりラ・ラ・ランドをミュージカル映画ではなく、ミュージカルへのオマージュをふんだんに盛り込んだ人間ドラマとしてみる事が出来たのが特に大きいです。

他の王道ミュージカル映画で歌うシーンっていうのはそのキャラクターの気持ちが大きくなりすぎて歌いたくなる、みたいなパターンが多いです。そのため全て現実で起こった話に繋がり、次のミュージカルシーンへ行くわけですね。

その反面ラ・ラ・ランドはミュージカルシーンをある意味のように使います。例えばオープニングで歌われるAnother Day Of Sunの長回しシーン。

ラ・ラ・ランド(予告編)

このオープニングで一気に引き込まれた方は多いと思いますが、このシーンの直後から再度クラクションが鳴り響く渋滞シーンになります。つまりこの一連のシーンはロサンゼルス(ハリウッド)の表(ミュージカルシーン)裏(現実)の対比になっているんですね。

この後に出てくるミュージカルシーンも華やかさの直後、一気に現実を叩きつけてきたりと結構容赦無いです。そのためミュージカル映画というよりはミュージカル映画の世界に憧れた若者の人間ドラマとして観た方がしっくりきます。

自分の境遇に突き刺さった

ではそういう意味で観たとき、自分の目にはどう映ったか。もう抉られまくり、自分の心に深く突き刺さりました。

それぞれの夢に向かって突き進み、お互いを思うが故に苦渋の決断をする。そんな二人は当時仕事に疲れていた僕には非常に眩しかったのです。

実際こうやってネットで色々やってみようと思ったのもラ・ラ・ランドを観た影響が大きいです。

ミュージカルパートの完成度も素晴らしい

こうして物語へ自分なりの解釈を持ってくる事でミュージカルパートもしっかり観ることができるようになりました。そしてそのシーン一つ一つが素晴らしすぎる事に改めて気が付くのです。先に述べたAnother Day Of Sunの長回し、パーティの華やかさとミアの心情をうまく表しているSomeone In The Crowd、セブとミアが息の合ったダンスを魅せるA Lovely Nightなどでは特に監督のこだわりが垣間見れます。

そして何より曲がとても魅力的である事。もちろんここが最大のポイントですが、監督のルームメイトでもあった作曲家のジャスティン・ハーヴィッツの曲はそれぞれのシーンにピッタリで何回聞いても飽きません。そして作詞は今年公開したグレイテストショーマンの作詞作曲チームが行っているので、もう鬼に金棒状態。サントラももう何回リピートした事か…

 

さて、長々と書きましたが僕としてはとにかく観て!それから色々考えて!っていう映画です。最初に述べたように否定的な意見を持つ人が出る理由もわかるので絶対はまりますとは言いません。しかし僕のように多かれ少なかれ人生に影響を与えてもらった人間がいる事も確かで、それだけの力を持った作品である事は自信を持って言えます。

今ならAmazon PrimeやNetflixでも観れますね!観て、良かったらサントラも買って、長い事楽しんでもらいたい作品です。

それではまた。

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