事件はPC上で起こっているんだ!映画「search/サーチ」で新しい映像体験を。

映画

こんばんは。Purfumeはのっち派、さめおです。

今日でブログ開始から一週間。なんだかんだで続いています。前やってみたブログは3件くらいで飽きて終わってしまったのですごい進歩です(笑)

これからも毎日更新していこうと思うので、よろしくお願いします。

さて、今日の本題。タイトルの通り、現在公開中の映画search/サーチを語りたいと思います。物語が全てパソコンの画面の中で進むという斬新な設定のサスペンススリラーです。まずはあらすじから。

あらすじ

3年前に愛する妻を失ったデビッドは16歳の娘マーゴットと二人で暮らしていたが、ある日マーゴットが突然姿を消した。行方不明事件として捜査が開始されるが、家出なのか誘拐なのかが判明しないまま時間だけが経過する。そこで父親のデビッドはマーゴットのPCにログインし、Instagram、Facebook、Twitterといった娘が登録しているSNSにアクセスを試みる。だがそこには、いつも明るくて活発だったはずの娘とは別人の、デビッドの知らないマーゴットの姿が映し出されていて…。

映画『search/サーチ』予告(10月26日公開)

感想

今だから撮れた、そして今だからこそ観てほしい傑作です。個人的には年間TOP10入りは確実ですね。

この手のコンセプト映画(サーチの場合は物語が全てPC画面上で進む、というところ)は時として出オチで終わってしまう作品もある諸刃の剣であるため、宣伝はしやすくとも作品の評価がされにくいパターンが多いです。しかしサーチはそんな心配軽く吹っ飛ばしてくれる内容でした。

この映画だからこその演出

まずは演出面。鑑賞前はPC上で物語が進むのであればどうやって緩急をつけたり心理描写をするのか?という疑問があったのですが、この映画のコンセプトをうまく使っていました。

冒頭では幸せな家族の生活から母親を失うまでの物語が一本のホームビデオのように収められています。Pixar作品のカールじいさんと空飛ぶ家の冒頭みたいな感じ。僕こういう系のオープニング弱いんですよ…。

そして娘のスケジュール帳に記載された”母の退院日”という予定が後ろにずれていき、最終的にはごみ箱に入れられる、という描写で直接的な描写が無くとも母親がこの世を去ってしまった事がわかる作りになっています。

また心理描写については、メッセージアプリに文章を入れる→やっぱり送らず消すというやり方で思っているけど言えない事をうまく表現していました。他にもfacebookの友達はいっぱいいるけど、本当に仲の良い友達が見つからないなどSNSを使用している人ならば共感できるシーンが多数出てきます。

二転三転する物語

そして脚本も素晴らしい。複数のSNSの情報から少しずつわかってくるマーゴットの隠された事実、その導き方が秀逸です。特に終盤の展開は今までのモヤっとしたつっかえが一気に取れるような爽快感もあり、口半開き状態で観てました(笑)

またPC画面上で物語が進むので、1シーン辺りの情報量がめちゃくちゃ多いです。そしてその中に何げなくあった一つの情報が実は真相に繋がる大事な伏線だったりするので、なかなか目が離せません。自分の頭でも色々整理してみようとするんですが、物語はテンポ良くスピーディに進むので、少なくとも僕は途中で真実がわかって拍子抜けしたりっていうタイミングはありませんでした。

もう一回観るなら細かい伏線をチェックしながら観たいですね。後から言われるとなるほどなってネタが多かったので、そこを踏まえながら観ればまた違った楽しみ方ができそうです。

鍵は”家族愛”

これだけSNSを活用している映画ですが、最終的に鍵となるのはもっと普遍的なテーマです。SNSで娘の違った一面を知って驚愕しつつも娘の無事を案ずる父親。その執念が物語を動かしていく様は人間ドラマとしても丁寧に描かれていますし、結局根本にあるのは王道的で共感しやすい家族愛の話なので、観終わった後はスッキリすると思います。

一番心に残ったのは主人公が発する「うちの子に限って…」という言葉。SNSで通じ合っているだけの人ならまだしも、近しい関係にもこうやって自然にフィルターがかかってしまうので、人を理解する事/してもらう事ってやっぱり難しいんだなあと改めて考えさせられました。

 

こんな感じです。最初に書いたように今の時代だからこそ観られた傑作映画だと思うので、早く色々な人に観てもらいたいですね。5年10年経ってから観ると評価がガラッと変わる危険性も秘めていますので…。(例えば今電車男とか観たらどう思うか、って話ですよ…)

今日はこんなところですかね。明日以降も楽しく更新していきたいと思います!

ではまた。

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